こんにちは、東広島の工務店 土肥住建「iHOT!ハウス」の土肥です
新築で家を建てる際、間取りを考えるより前に敷地調査をする必要があります。
実は土地には、目に見えない規制があるので、それらを先に調べる必要があるためです。
先行してプランを進めても、後から見直す結果になっては大変です。
この敷地調査は、新築だけではなく、増築などのリフォームでも必要です。
市役所で法的な規制を調べ、その土地の持つ特徴というか性格を見極めてプランに入らなければなりません。
例えば、建ぺい率が50%の土地と80%の土地では、その敷地に建てられる面積自体が変わるので、プランにも影響します。
なお建ぺい率とは、敷地の面積に対する、建築面積の割合のことです。建築面積は、ほぼ1階の床面積と考えたらよいでしょう。
また土地に接する前面道路の幅によっても、家全体の大きさを決定する容積率が影響を受けます。
法廷容積率と道路幅による容積率のうち、どちらか小さい方になるからです。これが見えないその土地が持つ性格といえます。
この敷地に影響を与える様々な規制の残りの部分に家を建てることになります。
容積率とは、敷地面積に対して、建物の延床面積がどの位であるかを示した割合のことです。一般的に、容積率が高ければ大きくて広い建物を建てることができます。
また建築基準法では、建物の高さに関する規制などもあります。これらは用途地域や敷地面積、道路の幅などによって変わってきます。
東広島市などは、原則として家を建てることができない市街化調整区域が多く、用途地域の調査が家づくりを始める第一歩です。
土地の候補が出たら、法的な問題を調べることと同時に、周辺状況を調べることもより重要です。
隣に気難しい人とか怖そうな人がいるのを知らずに家を建てると、後々ご近所トラブルに巻き込まれる可能性があります。絶対に甘くみてはいけない問題です。
このような近隣問題のことについては、不動産屋さんも事前に調査しないでしょう。
人間関係を築くことに自信があって、絶対に他人を受け入れる心の広さを持ち合わせているというなら、たいして問題ではないかもしれませんが。
更に家づくりでは、これから家を建てる場所がどんな地盤なのか?
これはしっかり調査する必要があります。近年大地震が頻発しており、地盤は命に係わる重要な事項です。
このことについては、後日また書くことにします。