朝夕冷えてきましたね。
iHOT!ハウスの土肥です。
ブログも怠惰から長く休眠状態になってしまいました。
情報発信と自社のアピールをしないといけないのはわかっているのですが。
新築のF様邸は、12月の引き渡しに向けて工事も順調です。
お客様との話で、「太陽光発電はどうなる?」という質問を受けることがある。太陽光発電システムの設置を検討されているのだろう。しかしどう答えるのがその方にとって最良なのか迷ってしまい、よくわからない。
先日九電が太陽光発電の一部を遮断する「出力抑制」を行ったというニュースが流れていた。理由は電力の需給バランスが崩れて大停電になるのを防ぐため、ということらしいが実際のところなんのことかさっぱりわからない。国が太陽光発電にブレーキかけているようにしか見えない。
気になるのは、経済産業省が太陽光発電の買い取り価格を20年代半ばに現在の半額以下にするとの記事が新聞に載っていたことだ。
住宅用と事業用では買い取り期間などが異なるが、家庭用の場合は10年間太陽光発電で作った電気を中電が買い取ってくれるが、11年目以降はどうなるのか先のことは未定のようだ。
今太陽光発電の10年間固定価格買い取り制度の最初の頃の契約が終わろうとしている。
電力会社は、定められた買い取り期間が終了した後は、必ずしも電気を買い取る義務はないことになっている。もし買い取ってくれるとなれば、その金額は電力会社と売電側で決めるようになるのだろうか?
年々下がっている電力会社の買い取り価格。
聞くところによると、来年にも大幅な買い取り価格の下げが行われるそうだ。
経済産業省が決めた当初の買い取り価格が高すぎたせいだろう。
個人的には私の自宅のように、太陽光を載せていないのに中電からくる電気代に再生エネルギー発電の賦課金が勝手に上乗せされ負担させられている方は有り難いのか?
我々が工事現場で使う臨時のわずかな電気代にもこの賦課金は載せられている。
気になるのは、お客様が平均的な4kw位の太陽光発電を設置した場合、現行の10年間の買い取り金額でも、10年の期間内に、太陽光発電の設置のために投資した費用が十分に回収できるのだろうか?という疑問だ。
蓄電池を購入したらどうだ、と言われても手が届くような価格ではない。蓄電池は電気代を下げるには貢献せず耐用年数も短いといわれている。
電気を買い取ってくれなかったり、格安価格でしか買い取ってくれないとなると、自給自足に切り替えるようにするしかないのだろう。