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フラット35の2月融資金利が発表になった。
融資期間21年以上、融資率90%以内で、年1,4%だ。1月の融資金利と比較すると、0,04%上がっている。
0,04%の上げ幅というと比較的大きい。
私には今後上がってきそうなシグナルにも感じられる。
ローンを借りる場合、2つの選択肢がある。民間(銀行など)の変動金利を組むべきか、フラット35を選ぶべきか。フラット35は住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が扱っている、最長35年の全期間固定金利のローンだ。
ネットなどの記事を読むと、「フラット35と変動金利を比較する時に総返済額の分岐点は、10年後に金利が3,0%上昇しているかどうかによる。だが3%まで上がることは想定できないので変動の方がお得かも?」という試算を出している会社もある。
10年後3%まで上がるかどうかは経済の専門家でも予測できない。
将来後悔しないためには、自分自身の判断で選ぶしかないようだ。
人生最大の買い物は、住宅ローンを利用してのマイホーム購入です。
住宅ローンは長い年月、返済を続けていかねばならない。10年、20年、30年といった返済期間には、いろいろ想定してなかった出来事も起こるだろう。
国の借金である国債の大量発行や国債価格が下落すると、国債の利回りが上がることになり国債と連動する長期金利は上がる。
日本は借金大国、家計でいえば毎年大赤字だ。長期的にみれば金利は上がらざるを得ないような気がする。
また景気がよくなってくれば金利も上がり出す。
なにしろ今の住宅ローン金利は異常に低すぎる。史上最低レベルで推移している。
ちなみに私が20年前家を建てた時、借りた住宅金融公庫の金利は3,3~4%だった。今の低金利は信じられない低さにある。
今のようなマイナス金利はいつまで続くのだろうか?
低金利の今なら総返済額も大幅に少なくてすむ。住宅ローンを借りる人にはまたとないチャンスかもしれない。
長期にわたって返済が続く住宅ローンの場合、金利が1%違うだけで総返済額は大きく変わる。
金融機関のローンにも35年全期間固定金利のローンはあるが、長期固定金利のフラット35は35年間金利が変わらないので家計の管理がしやすい。
フラット35の大きなメリットは、「全期間固定金利なので途中で金利が上昇しても返済額が変わらない」ところだ。
フラット35Sの金利Aプランの場合、省エネ性、耐震性等を備えた質の高い高性能住宅なのでおすすめだし、長期優良住宅に準じた品質なので、税の特例措置がある。
35年の住宅ローンを返済し終えたら、マイホームにも寿命がきていたでは大変だ。住宅の基本性能、例えば高耐久、省エネ性、耐震性といった性能は最も重視されなければならない。
住宅の場合は、初期のコストだけで比較するのではなく、性能の高い家にした方が、長く快適に暮らせる上、生涯コストの低減にもつながる。
フラット35を選んだ場合、「団信に入るか?入らないか?」も決めなければならない。
昨年10月申込分から団信の加入に必要な費用は月々の支払に含めた新制度になった。
民間銀行の住宅ローンは、団信の加入は必須条件になっている。営利企業であり、返済が35年という長期にわたるので、契約者が万一死亡してしまった場合に、融資した金額が返ってこないことを回避するために、団信を必須加入にしているようだ。
一方フラット35の方は、国の独立行政法人なので「契約者が死亡することで融資した金額が返ってこないリスク」をそれほど考えていないのか、団信加入をお客様の選択によって選べるようにしている。
民間銀行でもし融資が通らなかったら、フラット35を使う方法が残されている。
フラット35を選んだ場合、「団信に入る」以外に「新規で生命保険に入る」という方法もありかもしれない。
現在、某銀行で住宅ローンを申込みされたお客様のお世話をしている。
事前審査はOKになったが団信の審査中という状況にある。どうも過去の手術内容について保険会社の方で審査中のようだ。
なんとしてもお客様のマイホームの夢を叶えたいと考えている。