こんにちは、東広島の工務店、土肥住建「iHOT!ハウス」の土肥です。
ゼロエネ住宅(ZEH)という言葉が最近よく言われていますがご存じですか?
ハウスメーカーなどがチラシ広告にもよく載せています。
ZEH(ネット・ゼロエネルギー・ハウス)といって、要するにエネルギーに頼らない住宅を建てましょう、ということです。
ZEHはゼッチと読むようです。
ゼロエネ住宅は、家庭で使用するエネルギー消費をネットでゼロにするというもの。
これは、お役所内でも国土交通省ではなく、経済産業省が主導している事業です。
COP21のパリ協定以来、世界共通の長期目標として気温上昇2°C未満で合意して、日本でも2030年に13年度比でCO2の排出量を26%削減しようという流れで、政府が目指す施策のようです。
この高い削減目標を実現させるには、まず家庭部門からCO2排出量を減らそう、という趣旨です。補助金制度(125万円)を設けて、ZEHを奨励しています。
先月4月には、広島市内でも公募の概要説明会が開かれました。
いずれにしても受注する住宅のうちZEHが占める割合を2020年度までに50%以上とする目標に向け普及に着手する必要があります。
地球温暖化、お客様の住宅の資産価値アップ、経済メリットという観点からいっても、この大きな流れにはついていくしかありません。
今後この動きは標準化してきそうです。
ゼロエネ住宅を建てる工務店は、手続きや書類が大変ややこしいのですが、この経済産業省の認定するZEHビルダーになるには登録が必要になりました。
国はこの50%以上となる普及目標の実現に、ホームページや会社概要などで公表して実現に努めてほしいといっています。
なおゼロエネ住宅は、設備仕様や断熱材などで、一般的住宅よりグレードが上がるので、工事費は当然アップします。
ちなみに「うちの家は、ハウスメーカーのような国内最高レベルの断熱性能や省エネ性能にしたら価格が高くなるし、普通の家で十分よ」というお客様は、20年までに建てられる必要があるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。