iHOT!ハウスの土肥です。
今では東広島という名前が大手を振って歩いているようにみえるが、地元の人間にとっては、この地域の特性を反映した名前とは思えない。名前が堅すぎるし、つまらないと感じるのは私だけなのだろうか?
そもそもは西条町、八本松町、志和町、高屋町の4町が合併してできた市だ。その後、安芸津町、河内町、福富町、豊栄町も一緒になっている。
名前が出来た当時、響きの悪い名前だなあ、と思ったものだ。
もう東広島市になって44年が経ち、若い人には東広島がふる里、という意識になって抵抗はないのかもしれない。
いかにも役所的発想で、広島市の東側に位置しているから、東広島市と名付けたのだろうが、広く名前を募集していればもっと愛着のある名が採用されていたかもしれない。
名前なんて行政が決めることなので、個人がとやかく言ってもしょうがないことだが、地元人間の一人として意見を述べさせてもらった。
古くからこの地は役所と農業が中心の地域で、商工業者が弱かった。要するに農業中心の田舎町だった。最近では他所から多くの新しい人が移り住みだして町の様相は変わってきた。都市化が進んでいる。外国人も4000人くらい住んでいて県内でもベスト3だ。
昔の西条は、産業といえば西条駅一帯の酒造会社と精米機のメーカーが1社あるだけだった。
前座が長くなるのでこの位にして、今日は身近にできる家庭内でのエコ対策についてです。
これまで様々な築年数の古家をリフォームしてきたが、断熱材が入ってなくて寒い家が多かった。
昭和55年以前に建てられた家は無断熱だ。大手メーカーの家も工務店の家も変わらない。
国土交通省や経済産業省などが、2020年までにすべての新築住宅に関して、平成25年の省エネ基準に段階的に適合させなければ家は建てられません、と厳しく言っているのも当然かもしれない。
これから家づくりを検討している方は断熱性能を上げると、住宅ローンの優遇金利も適用されるし、経済的なメリットも大きい。
高い断熱・日射取得性能と省エネ性能に優れた設備機器を採用して「一次エネルギー消費量」を抑えた家は、電気代やガス代などの光熱費を抑えることができます。
断熱性能をよくすると年間の冷暖房費を大きく減らすことができる。
国土交通省の「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進協議会」発行の、“断熱性能の違いによる冷暖房費の比較“を示す調査がある。
項目 断熱材無 S55年基準 H11年基準
断熱材の厚さ(壁) / 無 グラスウール30 グラスウール100
断熱材の厚さ(天井)/ 無 グラスウール40 グラスウール180
窓仕様 / 単板ガラス 単板ガラス ペアガラス
年間冷暖房費 / 約133,000円 約92,000円 約52,000円
年間エネルギー消費量/ 約56GJ 約39GJ 約22GJ
この表から昭和55年以前に建てられた家と、平成11年基準で建てられた家の冷暖房費を35年の長い年月で単純比較すると、次のような差額になる。
無断熱の家 / 133,000円×35年=4,655,000円
平成11年基準の家 / 52,000円×35年=1,820,000円
35年で比較すると、冷暖房費の差額は 2,835,000円にもなる。
これを見ても、断熱性能を上げるということが、いかに光熱費の削減になるかがわかる。
断熱性能をよくすれば、ヒートショックなどの不安も少なく健康にも役立つのです。
ところで、私たちの家庭の中でのエネルギー消費はどうなっているのかご存じですか?
家庭の消費電力を高い順に並べてみると、
- 照明 34,8%
- 給湯 27,7%
- 暖房 7,8%
- 冷房 2,9%
- というような順になります。
この中の照明は照明器具やパソコンが含まれています。
照明器具をLEDに変えることで、電力の削減になります。使用頻度の高いリビングなどから始めて寝室、トイレなどを順次交換したらどうでしょう。
LEDは価格も相当安くなっている。
給湯と暖房も上位にありますが、熱を作り出す機器は消費電力が高いようです。
給湯器については、電子レンジや湯沸しポットなども電力消費は高い。
給湯器に関しては、電気温水器は高効率のエコキュートに、ガス給湯器はエコジョーズにしたいですね。
暖房については、エアコンには省エネの基準の数値が表示してあるので、省エネ性の高い製品を選びましょう。
サッシも高性能窓にすれば、熱を逃がさないでお部屋をポカポカに暖かく保ってくれます。
水道についても節水を心がけたいです。水道というのは気づかないうちに多く使っているので、無駄な量を使わないよう機能付きやお風呂の高断熱浴槽などにすることで、かしこく節約と光熱費節約に繋げることができます。
最後に、省エネの家づくりは弊社にお問い合わせください。