こんにちは、広島・東広島の新築一戸建ての工務店。
土肥住建「iHOT!ハウス」代表の土肥です。
注文住宅を建てるときに、土地と家以外にかかる諸費用はしっかり押さえておく必要があるので、説明しておきます。
意外と軽視しがちですが、諸費用は家を建てる上で、どのお客様にも共通して必要になるお金です。
事前に、どのような諸費用が必要か理解しておかないと、予算を組む時失敗します。
家は、土地代+建物価格=総額 だけでは終わらないということです。
土地を買う時、まずは仲介手数料がいります。
{(3%+6万円)+消費税}の仲介手数料を不動産屋へ払います。
土地の条件によっては、開発許可申請費、農地転用許可申請費、水道引き込み工事費、合併浄化槽工事費、中国電力申請費、確認申請費、完了検査申請費、地盤調査費、地盤補強工事費、登記費用、固定資産税精算金、水道加入金、公共下水分担金、収入印紙、不動産取得税などの諸費用が発生します。
そして更には、住宅ローンを借りる際には、保証料や融資事務手数料、抵当権設定登記費用、火災保険料が必要です。もちろんこれらは金融機関や借入の金額により異なります。フラット35を利用した場合には、適合証明書の申請費用も必要です。
このような諸経費を頭に入れずに住宅ローンを組んでしまうと、大変なことになります。
保証料などの必要経費は、一括の場合住宅ローンから引き落としされます。
ただフラット35については、この保証料は不要です。
これらが引かれた金額が、あなたの通帳に振り込まれるのです。
総額で100万円を超えるケースが普通です。
そうすると引き渡し時に最終金を支払おうとしても残金が足りなくなってしまいます。
ここが落とし穴で、お金が足りない、という想定外の結末にならないように、くれぐれも余裕のある資金計画をしてください。
住宅会社へは、着工時金、上棟時金と予定通り順番に振り込まれます。
その他引っ越し費用などもみておかないといけないでしょうから、諸費用として一般的には、建築費用の他に300万位は考えておくべきです。結構な金額です。
ギリギリの借り入れ計画を立ててしまって、必要な資金を見落とすことのないように気をつけたいものです。
例えば、建物ならどこを削って・・・とか金額の調整ができますが、この諸費用はそういったことは出来ません。必ず必要になる費用ですから。
予算からこの諸費用を差し引いた金額が、土地と建物に使える金額ということになります。
手元の資金をすべて頭金に予定していると、引き渡し時にあわてることになりかねません。